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独学3カ月で証券アナリスト1次試験に合格する方法

試験3カ月前でも間に合うポイントを押さえた勉強方法

 

私が証券アナリスト1次試験に合格した際に行った試験対策についてまとめています。3カ月間、平日は毎日1時間、休日は3時間程度勉強し、3カ月で150時間以上は費やしました。ファーマフレンチ、リース会計?何それ?という状態からはじめて、余裕を持った合格水準で1次試験を突破できました。何かの参考になれば幸いです。協会HPでは、証券アナリスト1次試験合格までに費やした時間の平均は、200時間程度とのことです。また、2次試験については別途まとめています。こちらも、3カ月で対策を行い、一発合格しています。

独学3カ月で証券アナリスト2次試験に合格する方法 - TOEIC950点、USCPA、投資、マイルなど

 

証券アナリストとは

証券アナリストとは、証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルです。」

日本証券アナリスト協会HPより引用

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こちらを見ていらっしゃる方は、金融機関や商社、一般企業の経理・財務や意識の高い学生の方だと思います。

特に、金融機関の若手の方は、業務の成果で同期との差が見えにくい分、こういった資格試験で差別化を図る、ということは大事だと思います。また、いずれ実務で必要となる知識を網羅的に学習できるため、自己研さんの一環としても大変よいベンチマークだと思います。

試験は1次試験、2次試験とあります。

1次試験は

①証券分析(180点満点)

②財務分析(90点満点)

③経済(90点満点)

の3科目です(360点満点)

 

2次試験は

①証券分析(210点満点)

②財務分析(90点満点)

③経済(60点満点)

④職業倫理・行為基準(60点満点)

の3科目プラス1です(420点満点)

 

注意事項

証券アナリストには少し問題点があります。金銭的費用、取得にかかる時間(時間費用)、実務経験3年が必要なことです。

 

いきなり1次試験を受験することはできません。証券アナリスト協会に登録し、1次レベル講座を受講して下さい。費用は、約5万円かかります。別途、本試験を受験するのに12,400円(3科目一括受験の場合)かかります。申込に際して、クレジットカード払いなどは使えません。

2次試験を受験するためには、2次レベル講座を受講する必要があります。こちらも、約5万円かかります。もちろん、本試験受験に別途受験料を収める必要があります。

 

1次試験は年に2回、4月と9月に行われます。

2次試験は年に1回だけ6月に行われます。

1次試験を受験し、合格したとしても、同じ年の2次試験に申し込みはできません。

したがって、最短でも2年間をかけて資格取得を目指すことになります。

 

このように、金銭的、時間的コストをかけてやっと手に入る資格です。

 

具体的な学習計画

まず、1次試験合格に必要な得点は、約6割です。2次試験のことも考えると、証券分析と財務分析はしっかりとまんべんなく対策をして下さい。

そろえるべきは、TACの過去問集およびTACの総まとめテキストです。

3科目すべてそろえましょう。協会から送られてくる大量のテキストは、そのまま段ボール箱にしまっておきましょう。最短で試験に合格するためには、不要です。読み物としては、著名な大学教授が執筆されていることもあり、大変素晴らしいと思います。合格後にゆっくり読みましょう。

 

学習方法

過去問3年分をしっかりやりこみ、解法と考え方を身につけることができれば、すでに合格ラインです。

証券分析

証券分析においては、検定の仕方、パフォーマンス分析など2次試験でも重要論点です。計算問題は、試験当日に考えることなしに手が動くくらいにトレーニングを積みましょう。よく出る分野は、CAPMにかかわる計算、デリバティブ計算問題、債券価格の評価です。

ここで、デリバティブと聞くとブラック・ショールズ式をはじめとした難解な計算問題を想像してギブアップ、となってしまいそうですが、大丈夫です。試験ではそのような問題は出題されませんし、過去問に出る典型問題さえ押さえておけば合格点は取れます。先物の理論価格、プットコールパリティ式、オプションを使った損益図など簡単なものだけチェックしておけば十分です。あとの問題は捨てましょう。

TAC総まとめテキストには、過去問の傾向分析のページが冒頭にあります。数年に1度出るか出ないかの問題は捨てて、頻出問題を重点的に攻略することが短期合格の秘訣です。


 

財務分析

財務分析は、もっとも学習した成果が試験に反映される科目です。証券分析とも学習範囲のだぶりが多く、もしも2科目まとめて受験を考えているならば、証券分析+財務分析/経済で分けましょう。ROE,PBRなどの計算問題は公式を頭にたたきこみ、電卓で瞬時に計算できるようにしておいてください。流動性比率や当座比率など、それぞれの指標の違いは明確に答えられるでしょうか?試験本番でごっちゃにならないように、ノートに公式一覧を作っておくか、TACのテキストのまとめページをコピーしておきましょう。公式などはまとめて試験前に暗記すると、効率的です。


 

 

BS、PLに関する基本的な知識は必須です。財務系の業務についている人で理解に不安があれば、この機会にしっかり学習しておきましょう。後で必ず役立ちます。簿記の基本がまだまだだな。。。という場合には、次の記事を参考にして、簿記2級レベルの知識を身につけておくことをすすめます。

独学で2か月で簿記2級に合格する方法 - TOEIC950点、USCPA、投資、マイルなど

経済

経済は、主にミクロ経済、マクロ経済に分かれます。ミクロはゲーム理論や独占市場の分析が頻出分野です。マクロの応用編として、国際経済学分野の出題も多いです。

 

ミクロ分野については、1階微分と方程式が解ければ、あとはパターン暗記でほとんどの計算問題を攻略できます。まれに、具体的な数字でなく、文字式で答えさせるものがあるので、計算の過程でどのような式の操作を行っているかは、逐次確認をして下さい。とは言っても、大半は公式丸暗記で解けますので安心してください。独占企業の利益最大は、MR=MCのように覚えてしまえば簡単です。

ゲーム理論については主に、ボックス図を描いて考える問題と、樹形図を描いて考える問題に大別されます。どちらも2、3回解いてみて、考え方をマスターすれば、すべてがサービス問題に思えてしまいます。

マクロ分野は、GDPの構成要素や財政、金融政策の効果を図を用いながら説明できるようにしておきましょう。IS-LM分析は2次試験でも出題されます。2017年の2次試験では、IS-LM曲線を使った金融政策の簡単な分析が出題されています。

国際経済では、為替レートの決定問題が頻出です。2国間の為替レートの算出問題が出ますので、金利差や物価上昇率の差で為替レートが決定される過程を計算して算出できるようにしましょう。


 

過去問をやりこむことが合格のカギ

どの科目も、過去問を最低2周、できれば3周回してください。ここまでやりこめたら、合格します。実際、1回通しでできている人もそこまで多くない気がします。あまり手を広げずに、過去問を解きながら適宜TAC総まとめテキストを参照する、という方法がよいです。財務分析については、先に簿記2級程度の学習をしておいた方が理解が早いです。

 

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