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独学3カ月で証券アナリスト2次試験に合格する方法

試験3カ月前でも間に合うポイントを押さえた勉強方法

 

私が証券アナリスト2次試験に合格した際に行った試験対策についてまとめています。2カ月ちょっと、平日は毎日1時間、休日は3時間程度勉強し、3カ月で100時間以上は費やしました。勉強時間自体はそれほど多くない方だと思います。ギリギリ合格ではなく、試験終了後には合格を確信して会場を後にすることができました。証券アナリスト2次試験は、1次試験よりも簡単に受かる試験だと思います。なぜなら、これを読んでいる方はすでに1次試験を突破しており、相当な知識レベルにあると思われるからです。合格率も最新2017年試験は、約47%と2人に1人は合格する試験です。

 

多くの方が金融機関や事業会社の経理・財務分野で仕事をしていたり、これからそのような業務に携わりたいと考えているはずです。特に、若手の方は仕事の質では同期との差が見えにくく、こうした難易度の高い資格は人事評価上非常に有利です。業務知識という意味で持っておいて損はない資格であると同時に、会社内、転職の際のアピール材料としても「証券アナリスト」は有効だと思います。

 

1次試験対策についてはこちからどうぞ。

独学3カ月で証券アナリスト1次試験に合格する方法 - TOEIC950点、USCPA、投資、マイルなど

証券アナリスト2次試験概要 

2次試験の内容は次の通りです。

①証券分析(210点満点)

②企業分析(90点満点)

③経済(60点満点)

④職業倫理・行為基準(60点満点)

の3科目プラス1です(420点満点)

 

 

2次試験を受験するためには、1次試験に合格した上で、2次レベル講座を受講する必要があります。こちらは、約5万円かかります。もちろん、本試験受験に別途受験料を収める必要があります。

 2次試験は年に1回だけ6月初旬に行われます。

 

 

具体的な学習計画

まず、1次試験合格に必要な得点は、約5割と言われています。採点基準や合格点が非公開なために、正確なところは協会の方しか知りません。

私が学習する際に利用した教材は、TACの2次試験過去問集、TAC2次試験用総まとめテキスト(証券分析のみ)および1次試験のTACの総まとめテキストです。そして、最も重要なものは、協会から送付されてくる「証券アナリスト職業行為基準 実務ハンドブック」です。1次試験の講座受講の際に協会より送付されるテキスト類はすべて不要ですが、2次試験の講座受講の際に送付されてくるこの「ハンドブック」だけは、捨てないで下さい。2次試験合格のためには、全体の半分得点することを目指します。1次試験とは異なり、全科目の総合で合否が判定されるので、得点戦略の立て方が重要です。学習の優先度は、「証券分析」、「企業分析」、「職業倫理・行為基準」、余裕があれば「経済」の順番です。

 

学習方法

TACの過去問集をやりこみ、職業倫理・行為基準」でほぼ満点を取れば、合格間違いなしです全体420点中、210点を目指しましょう。私は、少し余裕を持った得点計画を立てました。

証券分析」100/210

「企業分析」60/90

「職業倫理・行為基準」50/60

「経済」40/60

証券分析:100/210

証券分析においては、全分野を対策しないことがコツです。出題傾向を分析して、効率よく学習しましょう(めったに出ない分野は捨てる)。おおよそ半分得点することが目標です。もっともウェイトが大きい科目のためまず証券分析に手を付けるべきです。

TAC総まとめテキストには、過去問の傾向分析のページが冒頭にあります。数年に1度出るか出ないかの問題は捨てて、頻出問題を重点的に攻略することが短期合格の秘訣です。具体的には、「株式ポートフォリオ戦略」、「債券ポートフォリオ戦略」、「パフォーマンス評価」、そして隔年で「行動ファイナンス」もしくは「信用リスク・モデル」の分野に絞って対策します。これだけで試験範囲の8割程度を押さえられます。あとは、過去問や総まとめテキストの練習問題で演習を繰り返しましょう。


 


 

 

 


企業分析は、過去問のみしか対策を行いませんでした。証券分析に比べて、問題の難易度は低いので、この科目は得点源にして下さい。CAPM,フリーキャッシュフロー、資本コスト、各財務数値の計算など公式を覚えていれば解ける問題がたくさんあります。毎年必ず出題されていますので、過去問に掲載されている問題はすべて完璧にしましょう。企業分析:60/90


 

 

 

 

 

職業倫理・行為基準:50/60

 最重要科目です。満点も狙えます。ここでいかに稼げるかで合否は決まります。協会作成の「ハンドブック」と過去問を使って演習します。繰り返し出題される論点は決まっているため、職業行為基準の重要条項はどこに何が書かれているかざっくり覚えておきましょう。対策日数も2~3日あれば十分です。繰り返しますが、満点を狙える科目です。

経済:40/60

上記の得点配分をご覧の通り、実は経済はゼロ点でも合格点に到達します。範囲はそこそこ広い割に、得点配分が低いので、余裕のある方のみ対策を行えばよいと思います。私は、過去問を1周しただけでした。金融政策など時事的な問題が出題されますので、普段から新聞やマーケットレポートに目を通している方は無対策でもある程度得点を期待できます。ゲーム理論、IS-LM・AD-AS分析、為替レートに絡む問題は頻出です。これだけは押さえておきましょう。 


 

 

 

 

 

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