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【学生必見】在学中はしっかり勉強することが経済的に得なたった一つの理由【奨学金返還免除】

学生は奨学金を有効に使うべき

 対象:奨学金を申請しようとしている、すでに利用している人

奨学金には返還不要なものがある

日本の大学生で奨学金といえば「日本学生支援機構」を思い浮かべる人が多いと思います。実際、この奨学金制度を活用している人数が最も多いはずです。大学によっては、独自に奨学金を貸与/授与している場合もあります。日本学生支援機構」の奨学金で、返還免除制度があることはご存知でしょうか?私は在学中に複数の返還不要の奨学金を得られたおかげで、勉強に集中することができ、卒業することができました。

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上記は、実際に返還免除の際にもらえる証書です。4年間の学生生活だと、卒業時には返還総額が300万円近くなるのではないでしょうか。もちろん、通常奨学金は返還義務があるものであり、しっかりと返還することは社会人としての義務です。しかしながら、中には返還不要なものもあります。

日本学生支援機構の基準

一番有名な本奨学金

・一種奨学金

・二種奨学金

の2種類があることは借りる手続きの際に知るかと思います。しかし、一種奨学金には、学業成績優秀者を対象に、返還義務を免除するものもあるのです(特に優れた業績による返還免除)。

 

優秀な大学の中の選ばれた人だけでしょ?

 

と思いませんでした?

これは認識相違です。公的機関の奨学金であり、大学名等で免除を決めているわけではありません。事実、私立の小規模大学でも免除してもらっている人を知っています。

実際に、機構HPの情報によると、大学院修了者のうち約3人に1人は全額免除、もしくは半額免除となっています。これは仮定ですが、おそらく各大学や地域ごとに大まかな免除枠の割り当てがあり、免除申請者の中から各大学が推薦者を決め、機構が最終判断をしていると思われます。従って、東大のようなこうした制度を熟知している者が多い大学や特別な研究実績をあげる者が多い国立理系大学よりも、その他大学の方が内部での競争上優位ということです。所属するゼミや研究室の教授の推薦が必要です。日頃から教授とはコミュニケーションをとっておきましょう。

 

返還免除を勝ち取るために

返還免除対象者となるには、どのようにすればよいのか?奨学金の目的をもう一度よく考える必要があります。学生向けの奨学金は、貧富の差にかかわらず、学ぶ意欲の高い学生を平等に支援する趣旨があります。

つまり、学ぶ意欲があり、在学中の頑張りをしっかりと残した上で、第三者に見える化すればよいのです。

 

私の経験から、ポイントとなる項目を例示します。

・卒論、修論を書く

学生の本分ですね。特に、法学や経済など卒論必須でない学部では、「書いている」こと自体が有利に働きます。専門誌に載せたり、賞を取れれば完璧です。審査をする人は、その学問分野の専門家ではないので、分かりやすく自身の成果を記述しましょう。

・留学経験

語学留学ではなく、休学して海外の大学で学位を取る。交換留学する。何を学んだかをしっかりアピールしましょう。TOEICのような語学検定の点数も評価材料です。

・部活

インカレや国体、コンクールでの実績は客観的な評価ポイントです。

・資格試験

会計士や司法試験など将来の社会貢献へつながる学習は評価されるでしょう。

・その他ボランティアやインターン

学生生活でしかできないこともアピールできます。発展途上国インターンシップを行った。自然災害発生時のボランティア活動に参加した。

 

学生生活を有意義に過ごすべき

上述したように、奨学金は返還不要となる場合があります。しっかりと勉強することが返還免除されるには大切です。奨学金の免除を念頭に置いて学生生活を送ることは、本筋ではないですが、免除に必要な条件を獲得すること(特別な研究成果や部活動の実績)と、有意義な学生生活を送ることはベクトルは同じです。なんとなく学生時代を過ごさずに、何かしら目標を立てて過ごして下さい。結果として、金銭的な利益を得ることができるかも知れません。

 

さらに、大学4年生になると誰もが気にする就職活動ですが、奨学金を得ていることは大きく評価されます。就活で評価されるポイントと返還付与奨学金の要件は一致するところが大きいです。また、特定の奨学金授与者のみを対象にしたリクルート活動も存在します(誰もが知っている有名企業です)

その他の奨学金

大学の厚生課の掲示板やHPに募集状況が表示されている場合が多いです。大学の担当課に詳細を聞いてみましょう。

・各大学・地域の奨学金

・ロータリー奨学金

・各大学学費免除制度

・母子父子家庭支援奨学金

留学を考えている方へ

留学は特にお金がかかりますが、日本は今国を挙げて学生を海外に送り出そうとしています。代表的なものを以下に記します。申請の際には、

①語学力②卒業後のビジョン(いかに日本・世界に貢献するか)③現在の勉学の状況④なぜその国でその学問を学ぶのか、を特に意識して申請しましょう。複数の給付型奨学金を得ることができれば、自身の出費なしで留学することも可能です。留学は裕福な家庭でないとできない、という時代はもはや過去です。あきらめずにチャレンジしましょう。

 

一般財団法人柳井正財団

http://h-lab.co/scholarship/

TOEFL TEST Scholarship

http://www.ets.org/toefl/

・IELTS奨学金(ブリティッシュ・カウンシル)

http://www.ieltsasia.org/jp/ieltsprize

日本学生支援機構

http://ryugaku.jasso.go.jp/scholarship/

・トビタテ!留学JAPAN

http://www.tobitate.mext.go.jp/index.html

・埼玉発世界行き奨学金

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0306/global/globalscholarship.html

・公益財団法人伊藤国際交流財団

http://www.itofound.or.jp/

経団連国際教育交流財団

http://www.keidanren.or.jp/japanese/profile/ishizaka/index.html

・公益財団法人平和中島財団

http://hnf.jp/

 

・その他国別奨学金

留学先の国が積極的に学生を獲得しようと、支援制度を設けている場合があります。まずは、在日○○大使館の情報を見てみましょう。

 

まとめ

・学生時代に勉学を疎かにして、バイトに励むことは間違っている

・客観的に評価される実績を残せば、奨学金は免除もしくは授与される

・返還不要の奨学金獲得のハードルは高くない